「家庭菜園を始めたいけど、道具にいくらくらいかかるんだろう…」
園芸店の道具コーナーで、あなたもそう考えたことはありませんか?
必要な道具を見極められないと、余計な出費になってしまいます。
じつは、最初に揃えるべき道具は6つだけ。
これさえあれば、家庭菜園は始められます。
この記事では、本当に必要な基本道具と、あると便利な道具を厳選してご紹介します。
ムダな買い物を避けて、賢く道具を揃えましょう。
あなたの家庭菜園デビューを、必要最小限の道具選びからサポートします。
基本の道具6選
1. スコップ(移植ゴテ)
苗を植えるときや土を掘り起こすときに使う、もっとも基本的な道具です。

選び方のポイント:
- 金属製の丈夫なものを選びましょう
- 目盛り付きなら、植え付けの深さが分かりやすいです
- グリップは軽くて握りやすいものが作業効率を高めます
2. ジョウロ
水やりは毎日の大切な作業です。
適切な水やりのために、使いやすいジョウロの選択が重要です。

選び方のポイント:
- ハス口の穴径は1mm以下が理想的です
- 家庭菜園なら2L~5Lサイズが扱いやすいです
- 二重構造の散水ヘッドがあると、均一な散水ができます
3. 園芸ハサミ
収穫や剪定、枯れ葉取りに使用します。
良質な園芸ハサミは、長く使い続けることができます。

選び方のポイント:
- ステンレス製で錆びにくいものを選びましょう
- 握りやすく、軽量なものが作業の負担を減らします
- 安全のため、ロック機能付きがおすすめです
4. 園芸グローブ
土作りや植え付けの際、手を保護する重要なアイテムです。

選び方のポイント:
- ゴムコーティングタイプは滑りにくく、土も入りにくいです
- 指先が動かしやすいフィット感のあるものを選びましょう
- 通気性の良いものだと、長時間の作業も快適です
5. プランターと培養土
プランター栽培の基本となる道具です。
野菜の種類に合わせて、適切なサイズを選びましょう。

選び方のポイント:
- プランターは底に排水穴があるものを選びます
- 培養土は野菜用の配合済みのものが初心者向きです
- プランターの深さは30cm以上あると、根の張りが良くなります
6. 鉢底石
排水性を確保し、根腐れを防ぐために必要な資材です。

選び方のポイント:
- 軽量な人工石(パーライト)が扱いやすいです
- 厚さ3cm以上敷くことをお勧めします
- 再生軽石を使ったエコタイプもあります
あると便利な道具5選
7. 支柱と結束バンド
つる性の野菜を育てる際に必要です。
トマトやキュウリなどの栽培に欠かせません。

選び方のポイント:
- 長さ調整ができる支柱が便利です
- プラスチック被膜付きは錆びにくく、長持ちします
- 結束バンドは柔らかいタイプを選びましょう
8. マルチシート
雑草対策や地温調整に役立ちます。
乾燥も防いでくれる便利なアイテムです。

選び方のポイント:
- 黒色のシートが雑草の生育を抑制します
- 厚手(0.03mm以上)のものが破れにくいです
- 穴あきタイプなら、水やりが楽になります
9. 肥料
野菜の生育を促進する大切な資材です。

選び方のポイント:
- 元肥と追肥がセットになったものが便利です
- 初心者は有機肥料から始めるのがおすすめです
- 緩効性の肥料なら、肥料やけの心配が少なくなります
10. 防虫ネット
害虫対策の必需品です。
早春の寒さ対策としても活用できます。

選び方のポイント:
- 目が1mm以下の細かいタイプが効果的です
- UV加工済みのものは長持ちします
- 支柱と組み合わせて使いやすい形状を選びましょう
11. 霧吹き
葉水やりや農薬散布に便利です。
自然な害虫対策にも活用できる便利なアイテムです。

選び方のポイント:
- 霧が細かく均一に出るものを選びましょう
- 500ml~1Lサイズが使いやすいです
- 連続噴射できるタイプが作業効率を上げます
まとめ
春野菜栽培を成功させるために、まず基本の6点セット(スコップ、ジョウロ、ハサミ、グローブ、プランター、鉢底石)を優先的に揃えることが大切です。
トマトやキュウリなどのつる性の野菜を育てる場合は、支柱と結束バンドも必須アイテムとなります。
そのあと予算と栽培する野菜の種類に応じて、便利な道具を徐々に追加していくのがおすすめです。
地域や気候によって必要な道具は異なる場合もあります。
まずは基本の道具から始めて、栽培しながら必要なものを見極めていきましょう。